よくある質問
良くある質問のページです。今まで多くのお客様よりいただいた質問を整理し、再構成した内容となっております。
製品購入時の案内や購入後の保守、トラブルの対処などに、役に立つ情報を掲載しております。
製品購入時の案内や購入後の保守、トラブルの対処などに、役に立つ情報を掲載しております。
1.サンダーとポリッシャーの作動について
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Q:オービットダイヤの意味は?
A:ローターシャフトの中心軸より半径何ミリ偏芯しているかになります。
下図にてあらわしていますが、サンダー中心軸とパッド中心軸の距離×2が
オービットダイヤサイズになります。
基本的にオービットダイヤサイズが大きいほど1回転の偏芯幅が広く研削するので研削効率は向上しますが、回転傷が大きくなります。
オービットサイズが小さくなると回転傷が小さくなりますが、研削効率が低減します。
また、オービットサイズが同じでもモーターサイズの違いでも研削効率が変わります。
下図はモーターサイズを重量にて表してた比較表を掲載いたします。
あくまでも目安ですが重量が重くオービットサイズが大きい方が研削効率がいい機種です。
ポリッシャーも同様になります。
2.サンダーとポリッシャーの駆動方法の違いについて
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Q:ダブルアクションとギアアクションはどのように違うのでしょうか?
A:ダブルアクションは軸中心より偏芯させてパッドを回転させる構造に対して
ギアアクションはダブルアクションのベアリング駆動にギアを入れ低速回転時の
トルクを増大させています。
ダブルアクション→高速回転での研削
ギアアクション→低速トルクでの研削
上記のような基準になりますがお客様の作業に合わせて使い分けをお願いいたします。
その他の駆動も下図に掲載いたします。
下図にアクション別研削力表も掲載致します。
3.エアー工具電動工具の取扱など
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Q:エアー工具の接続はどのように行いますか?
A:コンプレッサー→エアドライヤ→エアレギュレター→エアーフィルター→ルブリケーター→エアー工具になります。注意点としまして配管及びエアーホースの長さが長すぎるとエアー工具の性能が低下します。
Q:エアー工具使用時の適正圧力は?
A:弊社製のエアー工具は手元圧力0.4Mpa~0.6Mpaが基本のエアー圧力です。
Q:1台エアー工具を使用にあたり何馬力のコンプレッサーが必要になりますか?
A:おおよそ空気消費量が300ℓ/min位で約3馬力位、500ℓ/minで約5馬力程度のコンプレッサーが必要になります。(連続使用時間によって変わります。)
Q:エアー工具のメンテナンスは?
A:エアー取り入れ口より、弊社製純正エアーツールオイルを0.5cc位を30分に一度注油して作業終了後、注油後、低速回転で回転させてエアーモーター内部に油膜をはります。
Q:異音がしたり作動がおかしいときは?(電動工具含む)
A:お買い求めいただきました販売店様にお伝えください。
Q:新品を購入したが、作動しない?
A:お買い求めいただきました販売店様にお伝えください。
Q:電動工具のメンテナンスは?
A:ファンダクトの清掃をしてください。
ファンダクトがほこりで詰まるとモーターが冷却されずモーター損傷の原因になります。
A:カーボンブラシが磨耗してくると火花が多く発生するようになりますのでカーボンブラシを
点検して、磨耗、偏磨耗が見受けたら交換して下さい。
A:電源コードの被服が切れていないかを目視で点検してください。そのまま使用すると漏電して火災の原因になります。
Q:サンダーパッドはネジ径、大きさが同じならどのパッドを使っても良いでしょうか?
A:弊社製、純正パッドをご使用ください。
4.エアー工具、電動工具の特長
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●エアー工具の特長(電動工具との比較)
小型・軽量に作られている機種が多いので取り回しや作業者の負担を軽減します。
ほとんどの機種はスピードコントロラーが付いていますので回転数調整が出来ます。
エアーモーターは発熱量が少なくてモーターの耐久性が良いです。
スイツチのON/OFFが容易に出来ます。
●電動工具の特長(エアー工具との比較)
回転トルクの上昇スピードが速くトルクフルな研磨特性です。
100V電源で使用できるのでコンプレッサーが無くても作業できます。
●動工具使用における注意点(エアー工具・電動工具)
点検、アタッチメントの交換等の作業をする時はエアーホースを外して作業してください。
空回転をするとパッドでけがする恐れがあるので極力、空回転はしないでください。
作業される方の服装に気をつけてください。エアーホースなどに巻き込まれないような服装で作業してください。
振動症候群を防止する為、連続使用時間は30分程度として休憩していただくようお願いいたします。
作業は常に整理整頓された安全な場所で作業してください。
作業時は作業部外者は近くに寄せないで下さい。
無理な姿勢での長時間作業は避けてください。
回転部などの可動部分に絶対に手を触れないでください。
●動工具使用における注意点(エアー工具)
使用する空気圧は0.4~0.6MPaにて使用して下さい。空気圧が高いと回転が上昇し、ベアリング、ベーン、パッドなどの消耗が激しくなり故障の原因になります。
●動工具使用における注意点(電動工具)
電源は銘板に記載された電源を必ず使用してください。異なる電源で使用されますと内部損傷の恐れがあります。
湿気はモーターの電気絶縁を弱くして感電事故につながります。湿気が高いところ雨中での使用はさけてください。
いわゆる整流子モーターを使用した電動工具は必ず整流火花を発生します。またスイツチの開閉時にも火花が発生しますので作業場近くに塗料、溶剤などの揮発性物質を置くことは非常に危険ですので絶対に置かないで下さい。
電源コードは熱、油、鋭利なものに触れないで下さい。また電源コードを引っ張ったり、電源コードを持って本体を床に置かないで下さい。
5.保守管理方法
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●保守管理
日頃のメンテナンスは非常に重要で、こまめにメンテナンスをする事により工具寿命を大幅に
伸ばすことが出来ます。
以下に述べることを日常点検することで大きな故障を未然に防ぐことが出来ます。
また、始業点検時、あるいは作業時に異常音、異常振動などが感じられた場合、必ず購入された販売店様に修理、点検の依頼をして下さい。
特に回転部分の部品は錆、又は使用する液剤などによる化学変化、経年劣化による部品破損が発生する恐れがあり非常に危険です。
●エアー工具の保守管理
供給されている圧縮空気の質が重要です。コンプレッサーの容量不足はないか?、コンプレッサーの水抜きを怠ってエアーチャックより水分が出ていないか?、配管、ホースのサイズ、亀裂などはないか?エアー圧力は規定圧力か?などを確認して頂きエアーフィルター、圧力レギュレータ、ルブリゲータの使用をお勧めします。
使用前に点検しビスの脱落、緩み等がないか確認して下さい。また、試運転をして異常音、その他の異常が無いか、パッド、バフについても取付後、軽く回転させガタツキ、異常な振れ等が無いか確認してください。
エアーホースに工具を接続するとき、カプラー部分に砂、土、ゴミなどの付着物が無いか確認して下さい。
エアモーターは構造がシンプルなゆえに壊れにくいと考えるのが一般的ですが、モーターの中にはいろいろな部分で回転磨耗が発生します、その為、給油せずに運転すると磨耗が急速に進み、割と短時間でトラブルになることがあります。給油は必ず実施することが大切です。
特に水分の含まれた圧縮空気を使用した場合、錆の発生原因となり、使用せずに長期間保存すると錆びつきによりモーターが回らないなどのトラブルとなりますので、特に保管時は低速で運転しモーター内にオイルを行き渡らせて保管するようにしてください。
保管場所は乾燥した安全な場所を選んでください。
●電動工具の保守管理
電動工具運転時はカーボンブラシは常に磨耗しています。時々カーボンブラシを点検し磨耗の程度、及びカーボンホルダー内にゴミ等が無いか確認して下さい。又、カーボンブラシが確実にコンミュテーターに接触しているか確認して下さい。
コードは大切に扱ってください。特に自動車塗装を磨く作業を実施する時、塗膜にコードを当てぬようコードを肩にかつぐようにして使用すると思いますが、その時ポリッシャー本体とコード取付部分とが角度をつけて強く引っ張られる為、そのまま使用すると断線の原因になることがあります。その場合は、コード取付部分にループを作りビニールテープ等で本体グリップに固定するとかなり改善されます。
ギア部のグリスアップは、使用時間等を目安として実施することを心がけてください。
グリスアップする事によりギアの磨耗は確実に少なくなります。約50時間使用後にグリスアップするようにして下さい。
6.故障かな?と思われたときの対処
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エアー工具
●電動工具